下越山岳会公募スノーシュー体験スノーハイク
釜ヶ沢林道(俗称)
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GPSLOG | 除雪終了点からスノーシューで歩き始める |
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お天気は回復傾向 | 焼峰山が見え始めた |
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釜ヶ沢の対岸キレイです | 尾根上に杉が並ぶ、特徴的な植生だ。 |
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帰り途から、焼峰山 | 蒜場山も姿を見せてくれた |
概略
公募企画として2月14日(日)にスノーシュー体験スノーハイクを釜ヶ沢林道で行った。担当は、鍋鉄君。彼はこの様な企画モノについて卓越した才を発揮する。
夏場に、公募登山として焼峰山を企画したが、冬期にこのような企画をすることは意義深いと思う。
と、云うのは登山人口の減少と高齢化が云われている。
やはり、年齢に関わらず山に入る方のボリュームを増やすこと。このことが、やがて若年層の登山者全体の底上げに繋がるのではないか?
結果は判らないけれど、地域の山へ多くの方を招く。このことも地域山岳会の務めのひとつではないだろうか?
そういう観点からすると、少しボク達は貢献が足りなかったのかもしれない。
記録
朝、目覚めると道路を通る車のタイヤがバリバリと音を出している。冷えているようだ。コンビニに寄って行動食を購入して集合場所へ。
既に6割方の人が集まっている。担当の鍋鉄君が段取り良く、あれやこれやと分担品を振り分けている。共同装備品を積み込み、車に分乗して赤谷の除雪終了点へ。
除雪終了点でハンターの方が2名。ヤマドリを対象としているとのこと。おそらく加治川に降りていくのだろう。
雲が徐々に少なくなり陽の光に雪が眩しい。除雪終了点でスノーシューの着用の仕方等について相沢さんが説明。
今回、公募で参加された方は、スノーシューについて全く初めての方が殆どで、スノーシューを持っている方が3名。駐車場所付近の雪原で少し歩行練習してから、林道を進む。以前、タンカル工場があった場所で着衣の調整を行う。雪山の経験のない方は、どうしても厚着になりがちで、暑い様子。
ボク自身は暑がりで、汗かきなので薄着で登る。不要な汗をかきたくないためだ。汗で着衣を濡らすと後々寒くて辛いので、休憩時に着込み行動時はできるだけ薄着で登る。
釜ヶ沢の橋を渡り、直ぐ右に折れ少しの区間登り、高圧線下の広場に出る。この広場で給水タイム。
林道はごく緩やかに登りながら釜ヶ沢沿いに進んでいる。棚橋山から北に下る尾根の急な東面と青空の風景に時折足を止めながら、ゆっくりと進む。
動物の足跡は、兎、カモシカ、イタチかテンの様なもの、小さなモミジのような形状はサル。
発砲音が聞こえた。先ほどのハンターのものだろう。
ショートカット地点に着いた。下見の時から随分と降雪があったので、そろそろ取付きの小沢は埋まっているか?見に行くが沢は埋まっていない。この沢は埋まる事がないのだろうか?
皆さんが休憩している間に、小沢への下りと登りの場所にロープをセットする。ボクと田中さんが持ちあがった、ミカンをここに埋めていく。
ボクは、セットしたロープを回収して最後尾から追いかける。
雑木林を登っていく。明瞭な尾根に取り付いたら、概ね115°〜 120°の方角で650m位、標高差で約130mで林道に出る。ポイントは左手に小沢があること。
本当は、この雑木林は、GPSと地図、コンパスを使ういい勉強場所であるので、視界ない時に会でトレーニングしてもいいのだが・・・
林道にでると、休憩と鍋鉄君が雪の積層について小ピットを掘って解説準備をしていた。実質的に登りはここまで。ボクは休まず昼食設営班を追いかけ林道を下る。
設営班とともに、昼食テーブルを作る。調理担当は田中さんが下茹でした野菜と担ぎあげた出し汁に味噌で豚汁を作る。
田中さんの下ごしらえは、とても上手で好評。牛蒡の香りが良かった。出し汁を背負いあげたことはある。流石です。
各自持参した昼食に豚汁、食後に紅茶を飲んでお腹一杯。その後、鍋鉄君がビーコンの使い方を参加者の皆さんに説明して体験して頂く。
ゆっくり休んだ後、林道を下りショートカットした地点を目指す。
林道を横断する、色々な動物の足跡を眺めたり、驚いて逃げる兎を観たり、棚橋山を俯瞰したり・・・・ホントお天気が良いと全てよしと云う感じ。
ショートカット地点で冷やしておいたミカンを食べて喉を潤す。乾いた喉に冷たいミカンはとても美味しい。
ミカンで喉を潤して、次の目的地は送電線の下の広場。広場までは僅か。気がついたら皆さん随分、スノーシューの使い方に慣れていた。広場で立ち休みして除雪終了点まで最後のピッチ。
元気な方もいれば、少し疲れの見える方も・・・・
パタパタと歩いていると、焼峰山が綺麗に見えるし、蒜場山もその姿が見えた。去年は登れた蒜場山だったが、今年の雪ならかなり厳しい山行だっただろう。
除雪終了点で装備品を解いて、分乗し集合場所に向かい、予定より30分ほど早く、集合場所に到着し解散セレモニーで解散しました。
追記
せっかく、無雪期に山歩きを楽しみ、体力をつけても、冬に休むともったいないので、恨めしく雪雲を眺めていないで段階を経て少しづつ、雪山を楽しんだら良いと思います。
そのために、何かお手伝いができることがあれば、それはそれで、地域山岳会として取り組むべきことと感じた次第。
皆様、お疲れ様でした。
鍋鉄君、こと渡部哲明君、本当に良い企画でした。お見事!
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